ラズベリーパイを中小企業経営に活かす方法 3 「ラズベリーパイの下ごしらえ開封から組立まで〜」

第3回 ラズベリーパイの下ごしらえ  〜開封から組立まで〜

前回は、ラズパイ購入の理由と今後の抱負、ラズパイについての基本情報を解説しました。

今回は、いよいよ開封から組み立てまでの手順を解説します。

待ち人来たり 宅配便で到着

アマゾンから「ABOX Raspberry Pi 3 Model b+」初心者セットを11,800円で購入。

本体(写真のグリーン色の基盤)は5,000円程度なんですが、最低必要となる付属品を単品で購入するとセット価格より高くなるとのこと。ネット情報から、簡単でお得な初心者キットにしました。

そうそう、SDカードへのOSインストールも無茶苦茶手こずるそうなので、予めインストールされてたものを選んで購入しました。

初めからインストールしたい人は、ネット上に丁寧な説明がたくさんあるのでそちらを参照してください。

小さなオシャレな箱で配送されてきます。ショートケーキが3個ほどの大きさの箱。

ABOX オシャレな包装

ABOXの中身をチェック

小さな箱にいろいろなものが入っています。

本体、HDMAケーブル(ディスプレイとの接続)、電源ケーブル(アンドロイドの電源と同じ差し口?)、ケース(ラズパイマーク付き)、マイクロSDカード(OSインストール済み)、SDカードリーダー(PCとのデーター受け渡し用?)、ヒートシンク、説明書。

これが、初めて使う人に最低限必要なパーツです。

HDMI ケーブルと電源ケーブル、カードリーダーは他の場面で使うことの多い汎用品なので持っている方は多いでしょう。

ケースとヒートシンクはラズパイ独自のパーツなので必要です。

ヒートシンクは馴染みのないパーツで、「一体何に使うのか?」説明書に特に説明がない。

現物は、金色に光る銅板のようなものに両面テープが貼ってある。2枚が小袋に入っている。どうも大きさはそれぞれ違う。

ネットで調べると、稼働中に熱を持つパーツの冷却用の板とのこと。CPUとメモリー、WiFiアンテナ等の冷却のためそれぞれのパーツに貼り付けるとのこと。

大きさをそれぞれのパーツにあてがってみると、基盤表面のCPUと裏面のメモリーにぴったり。両面テープのシールを剥がして貼り付けます。

ヒートシンク CPUに貼り付けた姿

基盤上の各パーツの解説

基盤上の各パーツ

USBポートはキーボードやマウスなどの接続に。

HDMIはディスプレーと接続。カメラとかイヤホンの入出力ポート。

LANは有線、無線とも可能。

マイクロSDとメモリーは裏側です。

ケースは黒くて渋い

ケースは3層構造。左が底面カバー、中央が各ポートの出入り口を塞ぐ胴体、左が上カバー。胴体と上カバーの隙間が空気穴。上カバーにはラズパイのマークが彫り込んであり、これも空気穴。

稼働中はかなりの熱を持つようで冷却が大切とのこと。

組み上げると次のようになる。

初期設定のための追加機器 ディスプレーとキーボードとマウス

上の写真がラズパイ本体になります。次のステップでラズパの初期設定をしますが、そのためには入出力装置が必要になります。

最低限の構成は、下図のようになります。

今回は手持ちのものを使います。初期設定の後はほぼ使わなくなります。

とりあえず、ディスプレーは家のTV(HDMI端子付)、キーボードとマウスは古いMacの有線機器で代用します。

新品を購入するとそれぞれ数千円するので1万以上の出費になります。

今回はここまで。

次回は初期設定の手順を解説します。

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