売上が伸びる手書きP O Pの書き方 4 〜キャッチコピーの創作方法(前編)〜
もう一度繰り返します。
キャッチコピーは「通り過ぎるお客様の目を留め、足を止めるもの」です。
P O Pの出来栄えを左右するアイテムです。
商品を見ながら思いつくキャッチコピーを複数書き出し、
お客様目線で最も関心を持たれそうなフレーズを「キャッチコピー」に、
二番手を「商品説明」に使います。
商品のキャッチコピーや複数のフレーズをなかなか思いつかないという方、
次の方法からヒントを探ってください。
①「お客様からよく聞かれる質問は?」
生産者でも「私は作る人」と言わず、時々は店頭に立ちましょう。
すると、作った人がいれば、聞いてみたくなる物です。
「どういうお味?」「おすすめ料理方法は?」など、
ここからお客様が気にしていることを探れます。
人は楽しくコミュニケートした人の信用度をあげます。
購買に一歩近づきます。
そして、その質問への答えをキャッチコピーにすれば、P O Pが無人店頭販売員になります。
② ターゲットを絞る
マーケティング的にはペルソナマーケティングと言って、
買って欲しいお客様を1人(ペルソナ=人格)絞って、
その人に向けてキャッチを描く方法です。
この時、その人のさまざまな属性を出来るだけ明確にしてリアルに想像できる1人を想定します。
もちろん、よく来店してくれる〇〇でもO Kです。
その人は何を喜ぶか、何を欲しがるかを考えます。
すると、その人に向けたキャッチはより具体的になります。
その人に理解してもらうため、どんなキャッチにしたらいいかに集中します。
みんなに喜ばれるより、あなたに喜んでほしいと思うことです。
その人の背後には同じような嗜好の人が大勢います。
その人たちにもあなたの思いは必ず伝わるはずです。
現代は SNSの時代です、
リアル店舗で売る商品もニッチで特色ある商品であれば、ネットを通じて市場は広がります。
③ マイナス面を隠さない、カミングアウトする
売る立場として商品のマイナス面は隠したいところですが、あえてキャッチに表現する。
生産者が思う一見短所に思える特徴が
お客様からしたらプラスのイメージになることがあります。
多様性の時代、人の嗜好はさまざまです。
みんなに愛されるより、気の合った一部の人をターゲットにしましょう。
短所は知らず買ったら「残念」となりますが、
知って買ったなら「残念」はとはなりません。
キャッチの考え方は、
まず、気になるマイナス点を洗い出す。
そして、その中から一番のマイナスを選ぶ。
最後に、その特徴をプラスの表現で言い換える。
例えば、パクチー、
「匂いがきつい」、
「みたこと、たべたことない」、
「料理の仕方がわからない」、
新鮮パクチー買えるのはここだけ、
と言った具合に連想していきます。