中小企業こそ活用したい補助金 2 (補助金は税金を使った国の施策)
今回のテーマは、
国がなぜ補助金に予算を割くか、その目的を考えてみましょう。
国は税金を使って何をしたいか?
国がなぜ補助金に予算を割くか、その目的を考えてみましょう。
今回解説する補助金は経済産業省の管轄です。
経済産業省は「経済及び産業の発展」のためにある官庁です。
その目指すところは、
「国民が経済的に豊かな生活を送れる。そして指標はG D P(国内総生産)の拡大」にあります。
補助金は中小企業の成長を促進する燃料
GDP拡大の一つの方法として補助金に係る施策があります。
わかりやすく言うと
「やる気のある事業者に補助金を給付し、
設備や従業員への投資を促進することで労働者への配分である賃金を増やす」
と言うことが狙いです。
補助金獲得を目指す場合、この目的に応えることが採択の近道と言えます。
補助金をロケットの燃料と考えれば
山の頂上に設定したゴールを目指して
地道にリュックサックを担いで一歩一歩
歩くところを
補助金という燃料を使って
ロケットで一足飛びでゴールに到着するイメージです
こう言う性格の施策ですから、
政権の意向がより深く反映されます。
当然のことながら、政権が変わると予算配分も変わります。
政府の重点施策の分野には厚みのある補助金がつく傾向にあります。
ですから、同じ名前で継続性のある補助金についても、
その目的や重点項目は毎年違うと考えて公募要領を見る必要があります。