中小企業経営者が知っておきたい「IoT」の世界 4 〜プラットフォーム(利用基盤)の重要性〜

プラットフォームとは?

プラットフォームとは語源は駅のホームのこと。電車がホームに止まり、人が乗り降りしてまた動き出す。電車への乗り降りをスムーズにする設備です。

IoTプラットフォームは、IoTシステムを動作させるために必要となる、装置やソフトウェアー、サービス、あるいはそれ等の組み合わせからなる動作環境のことを言います。

プラットフォームの変遷

デジタルデーターを取り扱うプラットフォーム(利用基盤)は、コンピューターが誕生して以来、何度か変革進歩してきています。

最初は、IBMや日立の大型コンピューター(メインフレーム)の時代です。

当時、大型のコンピューターは高価で、個人が占有して使うことは現実的ではありませんでした。

多量のデーターは、部屋単位の大きさのコンピューター相手に、穴あき紙テープやカードで入力していた時代です。

続いたのが、通信が可能になり、クライアント(利用者PC)とサーバー(データ処理するPC)間をネットワークで繋いでデータのやり取りや処理を行っていた「クライアントサーバーシステム」です。

データー処理する側の高価なコンピューターを多人数で使えるようになりました。

しかし、まだ、限られた利用者が限られたサービスにアクセスする仕組みでした。

その後、インターネット環境が発達して、「webシステム」に変容していきます。

web ブラウザー(閲覧ソフト)をクライアントとするクライアントサーバーシステムになり、世界中の利用者がインターネット上の膨大なデーターにアクセスできるようになりました。

そして、この仕組みは「クラウド」という概念で表現されるようになりました。語源は「雲 cloud」です。遠くて触れない彼方に存在するものといった意味で使われています。そこには、アプリケーションや装置やデーターなど一連の基盤が存在しているイメージです。

IoTシステム開発のため重要となるプラットフォーム

プラットフォーム上には、様々な機能がモジュール化され、IoTシステムの部品として利用されることを待っています。

具体的には、次のような部品を提供しています。

①アプリケーション開発のためのライブラリや業界別のテンプレートなど

②課金したりユーザー認証などユーザー管理機能

③センサー類から上がってきた大量のデーターを蓄積しておく場所

④利用者側とクラウド間の通信セキュリティを司る役割

⑤ユーザー側のディバイスを管理する機能

これらの提供があってこそ、スピーディーなシステム開発が可能になります。

IoTが普及するための大切なインフラ(利用基盤)になっています。

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