青春18きっぷ 2019冬(2)熱海で温泉とワンコイン海鮮丼

お手軽、温泉と海鮮の熱海

青春18きっぷの2019冬、2回目は12月24日に熱海へ行って来ました。

熱海は電車の本数も多く、手軽に気軽に温泉と海鮮料理が楽しめます。

早朝、千葉駅を出発

平日なので、通勤ラッシュを避けて、早く出発して早く帰ることにします。千葉駅5時35分の総武線で西へ向かいます。

熱海駅から伊豆山神社へ

1回乗り換え、約3時間の乗車で熱海駅に到着。まずまずの天気。最初はバスで伊豆山神社へ向かいます。最初に高度を稼ぎます。

つづらおりの道をゆっくりバスは進行して、15分くらいで伊豆山神社前へ到着。

手水舎に2匹の龍がお迎えです。赤龍は火を、白龍は水を司る守護神とのこと。火と水から温泉を無見だしたことを示しています。

伊豆山神社

本宮の奥に奥宮があるそうです。

ここが奥宮への入り口。約1時間の登りにな流そうですが、今回は温泉と海鮮料理がテーマなので。パスしてMOA美術館へ向かうことにします。

神社から熱海市街と海を望めます。絶景。

MOA美術館て?

MOAとは「Mokichi Okada Association」の頭文字をとっています。開設者の岡田茂吉は明治期の美術収集家、画家、書家、宗教家、経営者など様々な顔を見せる人物。世界救世教の主要人物と言ったほうが知名度があるのかもしれません。

美術館は急斜面に建てられた3階建の建築物で、複雑な造りで外壁はインド岩砂岩で薄赤のテクスチャーで彩と重厚感を演出しています。エントランスは2階から入り、展示室は2階から1階へ続いています。

美術品は国宝、重要文化財を含む東洋美術品が所蔵されており、魅力ある美術館です。

今回は「琳派を楽しむ」〜光悦・宗達・光琳・乾山・抱一〜の特別展でした。

岡田の美術館に対する理念は「美術品は決して独占すべきものではなく、一人でも多くの人に見せ、娯しませ、人間の品性を向上させる事こそ、文化の発展に大いに寄与する」としています。撮影OKの美術品も多く楽しめました。

展示の方法が素晴らしい。なぜか作品がとてもきれいに見るのです。

収集品の展示はガラススクリーンの奥にあるんですが、展示物との間にガラスがあることを忘れさせるのです。

無反射・高透過ガラスを使っており、あたかも露出展示のようにきれいに見えるのです。気がつくと顔が近づいていて、ガラスにぶつかってしまいます。

内装や建具もセンスがよく、建築物としても美を感じさせてくれます。

立地もよく、室内からも室外からも、何者も邪魔しない駿河湾の風景が展望できます。

よくできた美術館です。1600円の入館料はとてもリーズナブルと感じました。

お腹を減らして昼食を

駅までのバスは本数が少なく、徒歩約20分、急坂を降りて駅に向かいます。お腹を減らす良い運動になります。お昼は駅前ビルB1階にある「まぐろや」です。

まぐろ丼が有名、今日は本マグロの中トロまぐろ丼もあります。ですが、11時の開店前に到着できたので、先着10名ワンコイン500円の海鮮丼を注文しました。

ワンコイン海鮮丼

今日のおすすめのマンボウ刺身も追加注文しました。

合計800円で大満足の昼食でした。

海へ向かい、定番の貫一お宮像

熱海サンビーチ

駅から海に向かいます。徒歩5分で熱海サンビーチへ着きます。

冬のビーチは人も少なく、波音を聞きながらまったりした時間を過ごせます。続いて熱海観光定番の貫一お宮像へ向かいます。

尾崎紅葉

尾崎紅葉の金色夜叉のことなど、若い人は知らないでしょうが、熱海といえば貫一お宮像です。そして、昔は新婚旅行のメッカだったことも知らないだろうな。

目当ての温泉へ、福島屋旅館

熱海サンビーチから徒歩5分、福島屋旅館へ到着。

旅館と名乗っていますが、公衆温泉です。のぼりにあるように源泉掛け流しで大人450円の安さ。ファサードは昭和レトロ感いっぱいです。

中はこんな感じ、古いけれどしっかり清掃されていて気持ちいい脱衣場。お客さんが誰もいなかったので一枚撮らせていただきました。

浴槽は大小の二つありますが、今日はお客さんが少ないので小さめの浴槽だけでした。一人なのでのんびりじっくり湯あみできました。

インバウンドの外国人観光客も多いらしく、ポスターも英語表記に。ただし、「貴重品は帳場へお預け下さい」の日本語案内は日本人でも若い人には通じないんだろうな。

30分ゆっくり温泉を楽しんで次へ向かいます。

湯前神社、来宮神社へ向かう

福島屋旅館からホカホカ気分のまま歩いて北上します。

熱海は街中に温泉が吹き出しており、熱海七湯と呼ばれるかんけつ泉がそこかしこにあります。近所の人が鍋と卵を持って温泉卵を仕掛けていたり、生活の一部になっています。上の写真はその一つ大湯かんけつ泉。湯前神社の手前にあります。

その隣には市外通話発祥の碑があります。明治期に熱海はいち早く電話回線が通り、保養目的の政治家などが多かったようで、公衆電話が緊急連絡目的に必要だったようです。

二つ目の公衆浴場、日航亭は定休日だったのでパス。

日航亭の向かいに湯前神社があります。宮司のいないひっそりとした神社です。大神宮の来前神社の人が来て掃除していました。「昔は由緒ある神社で栄えたそうですが今は詫びれてしまって」と教えてもらいました。

熱海の温泉を発見した人が建立したそうで、熱海温泉発祥、ここから熱海の街が発展したそうです。医学・農学の神様「スクナヒコナノミコ」が御神体です。温泉神社はこのパターンが多い。前回の伊香保神社も確かそうだったような。

東海道線のガードを抜けると来宮神社です。こちらはかなり有名で観光客もたくさんいました。

インスタ映えを意識したきれいな造りにこだわっています。フォトスポットにはスマホを設置できる台が置かれて、どんどん発信してもらいたいようです。

樹齢2000年の大楠がパワースポットになっており、手で触ってほうずりしてきました。なんだか元気をもらった気分になります。

本宮では健康と商売繁盛を願ってきました。

境内にはまだ紅葉が残っており、赤・黄・緑のコントラストがきれいでした。

現在13時30分、これで一通り熱海の街を徒歩でめぐって観光は終了。帰りの電車まで1時間ほどあるので、来宮神社近くのジョナサンで休むことに。

歩き疲れた後のちょい飲みは最高です。朝寝朝酒の小原庄助さん状態です。せっかくの平日休養日なのでよしとします。

帰りは15時過ぎの電車で帰ります。大船で総武線乗り換え千葉までグリーン車で帰りました。もちろん鯵寿司とビールを持ち込みます。

熱海最高。また春にカンバックしたい。今度は花の季節を狙います。

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