いまさら聞けない SDGsって何?
これ、なんだかわかりますか?
スーツ姿のサラリーマンの胸に輝くレインボーの輪。街を歩いていると良く見かけますよね。
所属会社のバッチでもなし、なんだろう。
これが、今最先端のブランド「SDGs」のシンボルなんですね。
暮れに発表された政府の総合経済対策にもキーワードとして、なんの解説もなく「SDGs」が登場していました。
皆んなが認識できている言葉のようです。
エスディージーズと読みます。去年はSDGs関連の講演会を2回聞きました。
わかっているようですが、ぼんやりとしたイメージしかないので、その背景や取り扱い方法についてちょっと調べてみました。
SDGsって?
Sastainable Deveiopment Gools(サスティナブル デベロップメント ゴールズ)
「持続可能な未来を実現するための青写真」だそうです。
最後のSは小文字表記します。
2015年に国連人間環境会議が制定した「目指すべき世界の未来予想図」と言ったことのようです。未来とは2030年を言っており、具体的な17つのゴールを掲げています。
去年あたりから政府・自治体・教育機関、そして企業までSDGsへの取り組みが広がっています。確かに街であのバッチを見かける機会が増えました。
地球の環境保全とか海を汚すなとか省エネのイメージしかなかったのですが、もうちょっと幅広い複雑な課題解決を目指しています。
SDGsのがブランド化された背景
国連が思っている今の世界観は?
人口の増加→地球は有限、限界がある→今起こっている地球環境問題の反省→全人類共通の責任→世界中が共通の問題意識を持って行動する必要がある
世界の様々な課題は複雑化・不確実化・曖昧化していて、国や個人、専門分野と言った単位だけでは解決できない。
期限を区切って課題と将来像を「見えるか」したものが「SDGs」であり、皆から本質をついていると認識されたことから世界ブランドになりました。
営利目的の企業までが
国や教育機関の取り組みはわかるが、営利を目的とする企業までがなぜ積極的に取り組むか?
最近は、大企業だけでなく中小企業も「SDGs」に取り組んでいます。と言う時代のようです。
最近はこんな名刺を見かけるようになりました。
この方は、中小企業の代表ですが、「目標15 陸の豊かさをまもろう」に取り組んで企業経営しています。森林の持続可能な管理、生物多様性の維持のための活動を目指しています。
企業がSDGsを取り入れるメリット
企業がSDGsを取り入れる理由はなんだろう?考えてみました。
① 世界ブランドを取り入れることによる企業イメージの向上。地球規模の課題解決に協賛していることをアピールできるから。
② 経営者にとって会社の将来像を描くことは最重要課題です。10年後の将来像をどう描くか?お手本がSDGsにあります。世界は必ずこの方向に動くと思えるから。
③ 世界の共通認識なのでお金が集まる、市場が生まれる。SDGs投資が必ず増えると思えるから。
④ 多くの人が思い描く将来像なので、何か新しいことをやるときの羅針盤になる。「新商品・新サービスの開発」や「地域社会の都市計画」、「インフラ開発のグランドデザイン」などSDGsの描く将来像に合っているかどうかで経営判断できる。
確かに、中小企業でもSDGsに乗っかるメリットはありそうです。