東京モーターショー2019に行ってきました。

35年ぶりの東京モーターショー

10月29日、そぼふる雨の中、奥様とデート。35年ぶりに東京モーターショーに行ってきました。

あいにくの天気なので屋外のイベントは無くて残念。しかし、平日午前中の雨模様の会場、スイスイ回れました。

東京ビックサイトで開催なんですが、来年のオリンピック関連の改装工事のため、メイン展示場は使えず、サブ展示場と少し離れた仮設展示場に分断された展示になっています。

会場移動のため無料バスが運行されているのですが、結構混んでいて30分待ち、休日だったらもっとすごいことになりそう。晴れていれば歩いてもいい距離です。

35年ぶりのモーターショーはどうだったか?

35年前は1980年代、車は社会のステータスシンボルでした。若者のデートには欠かせないアイテム。

あの頃一番欲しいものだったと記憶してます。

モーターショーは国を挙げてのイベントで、欧米からの各メーカーもフルラインの展示で競い合っていました。バブル前のまだ日本が輝いていた頃の話。

現在、車はただの移動手段、洗車も年一度やるかどうか。何かと費用がかかるので、持たなくてもシェアでいいやって人も多いはず。

自家用車の場合、週末に数時間乗るくらいでは、使用率(使用時間/1年の総時間)は1%未満では?

そんなわけで、市場規模の小さい日本のモーターショー、欧米車の展示はお付き合い程度の数社(ベンツ、BM,ルノーだったかな)でした。

感じたこと

私自身、車自体にあまり興味がないので、コンセプトカーと言われても、そんなものかといった感じ。

綺麗なコンパニオンさんと写真マニアが多いな。

外国人は少ない。台場地区の他施設は外国人だらけなんだが、彼らにとって「日本=車」じゃないと言うこと。

映像と音響技術の進化はすごい。

なかでも継ぎ目のないあの大画面は圧巻、映像の質も4K 以上。誰の所有?イベント屋さん?これからイベント産業はまだまだ伸びそう。

トヨタのひとり舞台

国内はトヨタ一強化進んでいるな。日産・ホンダの凋落は目を塞ぐばかり。章男社長一人が飛び回る。

トヨタの未来ステージは凄かった。プロダンサーと映像・音響のコラボ。コンパニオンも超一流。見応えがありました。

将来の車社会

こらから車の所有は二極化へするだろうな。「富のシンボルとしての超高級車所有」か?「シェアしできる効率的な移動手段」か?。

セブンが24時間営業を見直したように、車の所有はあまりに無駄が多すぎる。所有からシェアへ、潮目が見えます。

車の役割変化。移動手段から楽しむ空間へ。都会の真ん中で自分だけの空間を楽しむ道具。

カラオケボックスや個室レンタルオフィスみたいな使い方へ変化するだろう。

新顧客獲得のため

将来の購入者を育てるイベント。子供向け、車関連のお仕事を学べるキッザニアのブース。

ほのぼのとした空間。楽しそう。家族づれにはちょうど良いイベントなんだろう。

新しい試みと言うこと、若いファミリー層でいっぱいでした。

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