三代目南極観測船は船橋港にあり。
10月25日 技術士会千葉県支部主催の見学会で船橋港に係留している「三代目南極観測船」に乗船してきました。
「しらせ」から「SHIRASE」へ!
三代目南極観測船「しらせ」はその役目を終わり、スクラップされることをまぬがれ、船橋港に動態保存されています。(エンジンは動かせない処置をされています。元自衛隊の武器からの用途変更のため)
南極観測船は「宗谷」⇨「富士」⇨「初代しらせ(今回の見学)」⇨現在現役の「二代目しらせ」と日本の南極観測の歴史そのものです。
スクラップにしたくない!
「宗谷」、「富士」はそれぞれ、お台場、名古屋で余生を過ごしていますが、「しらせ」は引受先がなくスクラップへの危機が迫っていました。何せ「富士」の倍の大きさ(1000t)で相当な維持費用がかかります。
スクラップにしたくない、なんとか南極観測の文化を継承しようと手を上げたのが、千葉のウエザーニュース社、気象ビジネスの先駆者です。
地元千葉で「気象リテラシーの高い人材を育てよう」と言う理念の元、船橋港で保存されることになりました。(現在は創始者の開設した一般財団法人の所有になっています。)
これが「しらせ」から「SHIRASE」へのストーリーです。
昔、南極探検はまさにフロンティア開拓、「生きるか死ぬか」の冒険でした。そのチャレンジ精神を伝えたく、子供たちの理科教育など社会貢献性の高い活動に使われています。
「SHIRASE」とサポーター団体
「チャレンジングSHIRASEを共に盛り上げる」と言う旗印のもと、多くのサポータ団体がその活動を応援しています。
サッポロビールさんもその一員で、船の脇に千葉工場があります。今回の見学後の懇親会ではサッポロビールさんで出来立てのサッポロ黒生を堪能しました。
「SHIRASE」と「サッポロビール」のコラボ見学会もあります。予約が必要ですが、千葉県民必見のイベントです。皆様もぜひお出かけを。保証します、楽しめます。
財団の皆様、サッポロビールの皆様、ありがとうございました。