中小企業こそ活用したい補助金 3 (似たようで違う補助金と助成金の違い)
「補助金」と同じように、
国からお金をもらえる施策で、似たような名前のついいた「助成金」と言う制度があります。
ここでは補助金と助成金の違いを簡単にまとめます。
似たようで違う補助金と助成金の違い
補助金と助成金を次の10項目で比較します
1 「制度の主体」
2 「支援内容」
3 「財源」
4 「予算」
5 「給付金額」
6 「申請形態」
7 「申請期間」
8 「採択基準」
9 「再申請」
10 「難易度」
まず、管轄の省庁が違います。
省庁の存在理由が制度の性格を表します。
補助金の経済産業省が「経済振興」、
助成金の厚生労働省が「雇用・労働」、
目指すところがまず違います。
そして、財源が違います。
補助金が税金に対して、
助成金は従業員の雇用保険料を財源としています。
申請形態にも大きな違いがあります。
補助金は公募型であり、ある期間に募集を募って、審査を行い優秀な計画を採択します。
一方、助成金は申請型で、基本は通年申請でき受給条件を満たしていれば受け取ることができます。
従って、難易度は補助金が圧倒的に難しくなります。
なんといっても補助金には審査があり、
「いかにその事業計画が、他の応募者に比べ制度目的に合っているか?」で判断されます。
また、公募開始からの申請期間が短いことから(通常2ヶ月程度)、
制度のスケジュールを想定して、
あらかじめ申請の準備しておくことが肝要です。